みなさんはeスポーツという名称を聞いたことがあるでしょうか。
インターネットが活発になり全世界的にTVゲームが多人数で行われるようになり、世界大会が開催されるほどにまでなりました。
そうした大会をeスポーツと呼ぶことがあり、巷ではオリンピックの話題と共に語られることが多くなりました。
では実際にeスポーツはオリンピックの種目なのでしょうか。
eスポーツの世界
日本の東京オリンピックの正式種目ではない
結論から述べると、eスポーツは東京オリンピックの種目ではありません。
現在では2022年に開催されるアジア競技大会の正式種目として認められているに留まっています。
こうしたオリンピックに近しい競技大会で公式に認められた事実により、多くの人がいずれオリンピックの競技としても公式に認定されるのではないかと考えています。
競技人口は着実に伸びてきており1億人を超えるとされ、やがて他のスポーツの競技人口を抜くのではないかとされています。
実際には日本の東京オリンピックには間に合いませんでしたが、日本の東京ではなくとも将来オリンピックで認められる可能性はあるのです。
日本と国外とではやや事情が違う
しかし日本国内のeスポーツと、海外のeスポーツでは市場や温度差がやや大きいものとなっています。
国内では「日本eスポーツ連合(JeSU)」という組織があり、認定タイトルを選出してプロライセンスを発行しています。
また国内の「刑法賭博罪」「景表法(不当景品類及び不当表示防止法)」風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)」などの法律により、大会の賞金について難があるとされています。
こうしたライセンスや法律問題は日本独自のもので、このような問題から日本はeスポーツの世界では後進国だと言われています。
そもそもeスポーツとは
eスポーツの定義
eスポーツとは、「エレクトロニックスポーツ」の略で、「電子的スポーツ」と訳しうるものです。
一般的なスポーツといえば野球やサッカーのような肉体的運動を主旨としたものですが、ゲームを用いた競技にまつわるものをeスポーツと呼ぶことがあります。
インターネットの隆盛から多人数でゲームをすることが可能になり、競技性のあるゲームに人気が出てきています。
ゲームとの違いとは
日本国内からは、eスポーツという新しい名称と以前からあるゲームという名称の違いについての議論があります。
こうした違いはビジネスにおける意味の差や、単なる言葉の印象に過ぎないのではないかという意見もあります。
現在まだeスポーツの世界は成長の途中なので、こういう議論が活発になることでより好ましいものとなることが期待されています。
まとめ
〇残念ながらeスポーツは日本の東京オリンピックの正式種目ではない。
〇また日本はeスポーツでは後進国と言われている。
〇国内でも様々な議論が行われている。
現在までのところeスポーツはオリンピックの正式競技としては認められていません。
しかしその可能性がまったくないわけではないのです。