オリンピックの話題が持ち上がるときに、eスポーツという言葉が同時に話題になることがあります。
eスポーツとはいったいなんなのでしょうか。
またオリンピックとの関係とは、どういったものなのでしょうか。
eスポーツとは?
TVゲーム
eスポーツとは、TVゲームの大会のことを指します。
単なる大会ではなく、おおよそ世界大会として一国にとどまらない規模のものを指します。
対象とされるTVゲームは様々あり、日本が誇るいわゆる「コンシューマーゲーム」だけではなく、パソコンでプレイされるものもあります。
またクロスプラットフォームとして家庭用ゲーム機とパソコンのどちらでもプレイできるゲームもあります。
あまりゲームに詳しくない日本人に向けて言うならば、ストリートファイターなどが有名でしょう。
もちろんストリートファイター2ではなく、新しいストリートファイター5です。
こうしたゲームはインターネットに繋ぐことが前提とされたゲームがほとんどで、もともと世界大会でなくても他の国の人たちとコミュニケーションを取りながら遊べるゲームばかりです。
スポーツとしてのゲーム
eスポーツとは「スポーツ」の名を冠しているように、個人的な競技であり、またチームワークを必要とする競技でもあります。
ストリートファイターなどは個人戦になりますが、スプラトゥーンやLeague of Legendsのように団体戦を基本としたゲームもあります。
オリンピックとの関連性
2022年アジア競技大会にて正式採用
2022年の9月に中国で行われる第19回アジア競技大会では、eスポーツが正式競技として採用されることが決定しています。
アジア競技大会は、インドが第二次世界大戦の後に始めたその名の通りアジアの国のための競技大会です。
アジアの国々だけのオリンピックとも呼ばれることがあります。
実際、全世界を見てもアジアはeスポーツが発達している国です。
韓国や中国は、その中でも特にeスポーツが盛んであるとされており、他にもベトナムやタイなどでもプロチームがあります。
いずれオリンピック種目に?
eスポーツはいずれオリンピック種目として認定されるのではないか、と囁かれています。
現在eスポーツはその規模を成長させている最中です。
有名なLeague of Legendsは2009年にリリースされたパソコン用ゲームですが、今でもなお世界的に人気のあるゲームです。
またCSGOと呼ばれる「Counter-Strike: Global Offensive」も2012年にリリースされた人気のあるFPSゲームです。
オンラインゲームは寿命の短いものが多い中で、愛されるものはとても長寿になることがあります。
オリンピックの競技として認められるには、まだいくつもの壁があります。
しかしアジア競技大会で認められたように、アメリカやヨーロッパで人気のゲームが世論を牽引して、オリンピック種目と認められることも夢ではないでしょう。
まとめ
○eスポーツはゲームの世界大会。
○eスポーツがオリンピックに認められる可能性がある。
○アジア競技大会の種目として正式認定されている。
日本では特にゲームが子供の遊具として強く認識されているため、世界的なこの動きに馴染めている人はそう多くないでしょう。
しかし海外ではプロの選手として活躍している人も多数存在しているのです。