近年ではインターネットを介して世界的にプレイできるゲームが増えており、eスポーツの認知度も高まってきています。
こうしたゲームのプロ選手が、Twitchのような配信サイトで実際にプレイしているところを見れますが、とても若い人が多いようです。
eスポーツのプロの世界では年齢制限というものはあるのでしょうか。
eスポーツに必要な技術・技能
操作技術
eスポーツには様々なゲームがありますが、大きくコンシューマーゲームとパソコンゲームとに二分できます。
コンシューマーゲームとは、家庭用のハードで遊べるゲームのことで、プレイステーションやニンテンドースイッチのようなものが家庭用ハードとして有名です。
パソコンゲームはその名の通り、パソコンで遊べるゲームのことで、クロスプラットフォームのゲームでない限りはパソコンでしか遊ぶことができません。
eスポーツで重要なのはキャラクターを操作する技術・技能であり、家庭用ハードならば各種コントローラーで、パソコンゲームならばマウスとキーボードで操作することになります。
外観を比較すれば分かるように、コントローラーとマウスやキーボードはまったく別の技能を要するものです。
コントローラーはこれまで発表されてきたようなRPG・アクション・アドベンチャー・シミュレーションのようなジャンルのゲームには適しています。
しかしマウスとキーボードの操作は、3Dのゲームの操作にうってつけである場合が多くあります。
反射神経
操作技術とはまた別に、反射神経もとても重要な要素です。
たとえプロであって多数の場数を踏んでいたとしても、予測不能な事態が発生することは避けられません。
そうした事態に、考えるより早く反応するときに要するのが反射神経です。
いわば直感のようなもので、操作技術と違って鍛えるのが難しい要素でもあります。
eスポーツにおける年齢
基本的に年齢は関係ない
eスポーツにプロとして参加する条件に、年齢制限は基本的にありません。
極端に言えば10代でもなれますし、100歳を超えてもなれる可能性があります。
義務教育を受ける年齢であれば、それは就労として適切かどうかが問題とされるのであり、芸能活動などと大差はありません。
一般的には年齢を重ねるほど知識や経験が増えるので予測不能な事態が減ることになりますが、歳を経るごとに感覚が鈍るという要素を無視することもできません。
プレイヤーとしての寿命
eスポーツにとって重要な技能には、前述のように反射神経が挙げられます。
年齢を重ねるごとに、様々な感覚が鈍っていき、反射神経も遅くなってしまいます。
eスポーツのプロプレイヤーとしては、これがある種、致命的と言える要素です。
事実上こうした要素が年齢制限と見なすことができるでしょう。
時にeスポーツのゲームは一瞬で決着がつくことがあります。
ストリートファイターのような対戦ゲームでも、Dota 2やLeague of LegendsのようなMOBA系のゲームでも同様です。
勝利が唯一無二の条件と言えるプロの世界では、そうした一瞬を年齢による反射神経の衰えで負けてしまっては意味がないのです。
まとめ
○eスポーツのゲームに年齢は関係ない。
○若いうちは反射神経が鋭い。
○老熟することより若い素早さが重視されやすい。
厳密にはeスポーツの選手に年齢制限はありませんが、eスポーツのプロプレイヤーの寿命は短いとされています。
技能もさることながら、センスが重視される世界であることが分かりますね。