世界的な生放送の配信サイトTwitchをご覧になったことはあるでしょうか。
Twitchは英語圏の文化ですが、世界的にいろいろな人がゲームをプレイしながら配信をしています。
そうしたゲームの中には、全世界的な大会を開いているものもあります。
これをeスポーツと呼ぶことがあります。
こうしたeスポーツのゲームには、どういった違いがあるものなのでしょうか。
プレイする人数
eスポーツのゲームには、プレイする人口がまったく違うものがあります。
1対1
格闘ゲームなどは、自分と敵とで1対1で戦うゲームです。
この形式では、敵が倒れれば自分の勝ち、自分が倒れれば負けというとてもシンプルで分かりやすいルールなのが特徴です。
eスポーツの大会の本筋ではありませんが、複数人でプレイするゲームでも1対1での強さを決するために1対1のマッチを行うことがあります。
10人程度
敵と味方でチームに分かれて戦うゲームでは、10人程度の人数で戦うものがあります。
MOBA系の「Dota 2」や「League of Legends」、FPS系の「Counter-Strike: Global Offensive」や「Overwatch」などがこれに属します。
この類のゲームは、自分一人が頑張ってもチームワークが乱れていると勝てないことが多くあります。
その分、友人や知り合いと一緒にプレイすることができるゲームでもあります。
誰か一人が強くても必ず勝てるわけではないチームワーク重視のゲームです。
100人
PUBGこと「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」や「Fortnite」のバトルロワイアル形式のゲームは、最大100人が参加し、最後の1人になるまで戦うゲームです。
最大人数が100人なので、実際にプレイする際は時間帯などによってはそれより少ないことがあります。
知り合いと協力プレイすることも可能です。
勝つ条件
またそれぞれのゲームの違いとして、ルールを挙げることもできます。
敵を倒す
これも格闘ゲームなどに顕著なルールで、敵を倒すこと自体が勝つ条件であるゲームです。
1対1の場合は自分が倒されることが即時、負けを意味します。
ゲームによってはFFA(フリー・フォー・オール)もしくはデスマッチと呼ばれる自分以外がすべて敵のモードがあり、一定数の敵を早く倒すことが勝利の条件となるものです。
敵より早く陣地を攻める
その他のゲームでは、いわゆるキルやデスといった倒した数や倒された数が直接的な勝敗の条件とならないものがあります。
FPS系のゲームでは特定の敵よりポイントを奪取するモードや、護衛・エスコートと呼ばれる車両に近づいて指定された地点まで運ぶモードなどがあります。
こうしたモードはその地点を奪取する、また車両を特定地点まで運ぶのが主目的であり、キルやデスは主目的を遂行しやすくする副目的に過ぎません。
最後まで生き残る
PUBGやFortniteのようなバトルロワイアル形式のゲームでは、いくらキルしたかではなく、最後までデスしないことが勝利の条件です。
誰一人倒さなくとも勝つ可能性がありますし、極論をいえばまったく操作をしなくても敵同士が相打ちをして、漁夫の利として勝つことも考えられます。
まとめ
○eスポーツに該当するゲームには、プレイ人数やルールに違いがある。
○ゲームによっては自分が強くてもチームワークがなっていないと勝てないものがある。
○敵を倒すこと自体が主目的でないゲームモードも多数ある。
敵を倒すことが副目的であるゲームモードでも、敵を倒すことに躍起になるあまり主目的を忘れて負けてしまうということはよくあるものです。
eスポーツのゲームで勝つには、しっかりとルールを把握して違いを認識しておくようにしましょう。