SNSやYouTubeなどの動画で、ゲームの動画を見ることは以前にくらべてずっと不自然ではなくなってきました。
そんな中、プロとしてゲームをプレイする人たちの動画を目にすることがあります。
こうしたプロが活躍する世界、またそうしたゲームの世界大会などをeスポーツと呼びます。
こうしたeスポーツはスポーツという名前を冠していますが、どれくらい幅広い競技性があるものなのでしょうか。
技術
eスポーツにおける競技性としては、一般的なスポーツでの身体的技術のようなものを挙げることができます。
操作技術
サッカーでの敵を翻弄するような巧みな技術は、eスポーツのゲームにおいてはキャラクターを操作する技術だと言えるでしょう。
たとえば単純にスーパーマリオなどでも、一般人ができないようなアクションを操作技術で行うできる熟達した人がいます。
それに似たような、視聴している人を魅了するような操作技術を持った人がプロになれると言えます。
実際、ゲームによっては数フレームのアニメーションをキャンセルできる動きがあり、こうした技術を重ねることで有利に進めることができます。
チームワーク
いくつかのeスポーツのゲームは、個人プレイだけではチームを勝利に導くことが難しいものがあります。
そうしたゲームでは、同じチームのプレイヤー同士がうまく噛み合った行動を取ることでチームワークを生み、有利に物事を進めることができます。
たとえ敵に上手なプレイヤーがいても、味方が一丸となってその人を集中的に攻撃すれば、いとも容易く制御することができるのです。
知識
また技術と同様に、相手より深く情報を知ることで試合を有利に進めることができます。
有利に進める情報
eスポーツのゲームの多くは、攻撃のダメージや防御などのバランスを調整するために、しばしばアップデートを行います。
こうしたアップデートはそれまでと違った状況を生み、以前は強かったキャラクターが弱くなるといった変化を生みます。
強いプレイヤーやプロであれば、こうした情報は常に調査し察知するようにしています。
こうした情報を参照しない人は、当然ながら常に参照する人よりも情報戦で負けるのです。
作戦
どんなゲームにおいても作戦はとても重要です。
特にそれが1対1でなく多人数でプレイするゲームのときは、プレイしている最中にすべての人間の動きを把握することは難しいので、事前に作戦の情報を取り込んでおくことが大事になります。
こうした作戦を理解していないと、どのような作戦が現在有効かがわからないどころか、その作戦で敵を出し抜けるタイミングでもみすみす見逃さなくてはならなくなるのです。
まとめ
○操作技術はプロならば必須のものだと言える。
○チームワークとして協力することが重視されるゲームもある。
○情報を常に得るようにしていないと取り残される。
技術や知識、特に集団を意識したものになると、TVゲームであるとはいえ、一般的なスポーツとあまり大差のない競技性があるのが分かるでしょう。
こうした競技性は、むしろアップデートが行われるeスポーツであれば、一般的なスポーツ以上だと言える面もあるでしょう。